●ミルキーというポニー③
いつもTearのブログを読んでいただき、ありがとうございます。
そして、ひとつお詫びを…
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本当に申し訳ありません。
また、復旧しました際には、お知らせいたしますので、今後ともよろしくお願い致します。
さて…なんだか、ミルキーのお話が長くなってしまいましたが…
もう一区切りまで、お付き合いいただければ幸いです。
少しずつ心を取り戻し始めたミルキーとともに、季節も移り変わり、厳しい冬からいつしか春へと…。
雪と一緒に溶け始めた心は…ミルキーを外の世界へと連れ出していったのです。
かつては想像もできなかったことですが、NeoTearの誘いのもと、ミルキーは厩舎から外に出ることもできるようになっていました。
他の馬たちと同じように、繋ぎ場に繋がれ、Tearの友人がブラシをかけることも、ほんの少しですが許し始めていたのです。
あえて友人にブラシをかけてもらったのは、Tearたち以外の人の手も優しいんだよと、伝えたかったから。
そんな中で、友人の純粋な優しさも、ミルキーの心に染み渡っていった気がします。
TearやNeo、そして友人にとっても心の存在を強く教えてくれたミルキーですが、もう一つ素敵なエピソードがありました。
そのころエオの谷には、その友人の他に、小学生の子どもたちが何人か通って来ていたのですが…。
その中に、ちょっぴり心にしんどさを抱えた女の子がいました。
学校のお友だちとうまくいかないことがあったり、少し身体的なことでも気になっていることがあったり…。
いつだったか、その子からミルキーの事を聞かれ、ミルキーの生い立ちを話したことがありました。
その時…一言も言葉を返さずに、ミルキーをただ見つめ続けていた、彼女の瞳を今も覚えています。
「ミルキーも辛かったんだね…。Rも辛いことあるけどね…。」
ぽつりとそんな言葉が彼女の口からこぼれたのは、それから何日か経った日のことでした。
そして、お母さんがこっそり教えてくれたことは、
「実はミルキーのことを聞いて、Rは大人になったら、ミルキーのような可愛そうな動物を世話する人になりたいって言うんですよ。」と…。
あまりおしゃべりではないRちゃんの言葉の重みを、心の全てで感じた瞬間でした。
エオの谷に初めて来た時は、実は、犬も触れないほど動物が苦手だったRちゃん。
そんなRちゃんの成長に、心があったかくなりました。
「ミルキーにブラシできる?」
そう言ってくれた彼女と、その妹さんに、その日からミルキーの厩舎掃除とブラシがけをお願いしたのです。
そして、夏が来る頃には、その姉妹とミルキーはお散歩ができるほどに。
夏休みに、ある手術のための入院が決まっていた彼女は、ミルキーと一緒に撮った写真をお守り代わりに、病院へと向かったのでした。
彼女は無事手術を終え、秋に再会したときには、ミルキーの隣にはちっちゃな仔馬がいたのです。
ミルキーは、夏の終わりに季節はずれの出産をし、また母馬になったのですが、無理な出産を重ねていたせいもあり、その時を境に、体力は衰えていきました。
そして、軋む体が心をまた、少し閉ざしかけようとしていました。
今、ミルキーは衰えてしまった体と戦う毎日です。
それでも、心を開いた一瞬の時を忘れてはいないようです。
もしもエオの谷を訪れることがあれば…そんなミルキーを、遠くからそっと見守ってあげてくださいね。
最後に、ハッピーと名付けた仔馬と、エオの谷の仲間と一緒のミルキーをお見せして、このお話は終わりにしましょう。
これは、2年前の写真です。(*写真中の子ども達と、本文中の子ども達は同一ではありません。)
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